東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター

Tohoku University of Art and Design,
Institute for Conservation of Cultural property

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お知らせ, シンポジウムなど

石造文化財の保存修復ワーキンググループ開催報告

2016年06月24日

石造文化財の保存修復ワーキンググループ開催報告

Conservation and Restoration of Stone Cultural Heritage WG

奈良大学で、日本文化財科学会第33回大会が6月4日、5日の日程で開催されました。今年度からの新しい試みとして、各専門分野のワーキンググループを開催することになり、東北芸術工科大学の石﨑武志他、澤田正昭(東北芸術工科大学)、西浦忠輝(国士舘大学)、脇谷草一郎(奈良文化財研究所)、星野玲子(鶴見大学)が提案した「石造文化財の保存修復ワーキンググループ」が採択され、6月5日(日)17:30-18:30の日程で、開催されました。40名以上の参加者がありました。大変短い時間でしたので、十分な議論ができませんでしたが、今後とも、石造文化財の保存修復に関係する皆様の情報交換の場を作っていきたいと考えております。

1. 討議内容

国内、海外の石造文化財の保存、修復に関して、研究機関、大学、民間等の様々な機関で調査、研究、修復作業などがなされています。国際的には、ICOMOS(国際記念物遺跡会議)の石造文化財の保存に関する科学委員会(ISCS)が中心的な役割を果たしています。ISCSのホームページ(http://iscs.icomos.org/)では、過去の国際会議の論文が、PDFで見られるなど色々な情報が載せられています。なお、日本文化財科学会にも、ISCSに参加して活動しているメンバーがいますので、本ワーキンググループの活動も、石造文化財の保存委員会の活動の一部を兼ねることについても参加者から賛同の意見を得ました。日本における様々な機関の研究者が、集まり、石造文化財の保存・修復に関する情報交換を行うことは、大変重要なことであると考えます。日本文化財科学会には、石造文化財の保存に関わる研究者も、割合としては多いと考えます。その中で、保存方法、修復方法に関して、決まった方法があるわけではなく、現場に応じた対応が要求されるのが現状です。

このワーキングでは、日本および海外での石造文化財の保存修復に関しての取り組み事例、保存修復手法、それぞれの現場での課題などを報告し合い、色々な分野の専門家同士の自由な意見交換により問題の解決へと進めていきたいと考えている。

 本年は、9月6日(火)から10日(土)までの日程で、英国グラスゴウで、第13回石造文化財の劣化と保存に関する国際会議(13th International Congress on the Deterioration and Conservation of Stone)(https://sites.google.com/site/sc16test/が開催される予定です。なお、会議では、会議の記録を作って、公開してほしい旨の要望が出されましたので、研究発表をして頂いたパワーポイントの情報を添付します。なお発表は、財)地域地盤環境研究所の岩崎好規氏、京都大学の桐山京子氏、京都大学の高取伸光氏、石﨑武志、京都大学大学院の伊庭千恵美氏、近畿大学の安福勝氏が行いました。発表タイトルは下記の通りです。

発表者

岩崎好規、アンコールバイヨンにおける石材表面硬度測定_岩崎PDF

桐山京子、大分市元町石仏における塩類風化の現状と要因の検討_桐山PDF

高取伸光、大分市元町石仏における塩類風化に関わる数値解析の概要_高取PDF

石﨑武志、寒冷地域における文化財の保存修復に関する研究_石崎PDF

伊庭千恵美、カッパドキアの石窟教会の保存に関する科学調査_伊庭PDF

安福勝、(準備中)

お知らせ, 刊行物

平成27年度文化財保存修復研究センター紀要 

2016年06月08日

 この度、当センターでは「平成27年度文化財保存修復研究センター紀要」を刊行いたしました。

 本紀要では、センターの主要な事業である文化財保存修復の受託研究や一昨年新規に興した寒冷地域における文化財保存の特別プロジェクトの調査研究、さらには文化財保存修復の意義を広く市民の皆さんに知っていただくための活動内容をご報告させていただきました。さらに、センター研究員らによる最新の研究成果3編を「論文」の項に併せて上梓させていただきました。

 なお、昨年度までは研究報告を主体にした「紀要」と受託研究等のセンター事業報告を「年報」として別々に発行しておりましたが、今年度よりこれらを合わせまして「文化財保存修復研究センター紀要」として、新しく定期的に刊行することといたしました。ご高覧いただければ幸いです。

 

PDFデータはこちら⇒平成27年度文化財保存修復研究センター紀要

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刊行物

刊行物

2016年06月08日

東北芸術工科大学
文化財保存修復研究センター 刊行物一覧

文化財保存修復研究センター紀要(紀要・事業報告書)

 平成27年度文化財保存修復研究センター紀要

 

センター紀要

 平成22年度 紀要No.1   平成23年度 紀要No.2   平成24年度 紀要No.3   
    平成25年度 紀要No.4

 

センター年報

    年報2010      年報2011      年報2012     年報2013

 年報2014

 

研究事業
  
文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」
  『複合的保存修復活動による地域文化遺産の保存と地域文化力の向上システムの研究』
  (平成22年度~26年度)    *研究概要

     平成22年度研究成果報告書      平成23年度研究成果報告書
        平成24年度研究成果報告書      平成25年度研究成果報告書    
        平成22-26年度研究成果報告書

     成果展「ヤマ ノ カタチ ノ モノガタリ-地域文化遺産の保存と伝承-」図録

        あなたにもできる! 文化遺産日常管理マニュアル

 

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お知らせ, シンポジウムなど

文化財保存修復研究センター 連続公開講座シリーズ第11回 開催のご案内

2016年06月03日

 本センターでは、一昨年度より連続公開講座を開催しています。本年度も6月開催の講演を始めとし、全5回の公開講座を催します。

 本年度、第1弾!シリーズ第11回講演では、『震災で崩壊した石垣の復旧―熊本城跡と白川小峰城跡―』についてお話いたします。石垣の研究を専門分野とする北野博司教授が、今年4月に発生した熊本地震によって被害を受けた石垣や建造物、また白川小峰城跡の修理について例を挙げながら復旧への道筋をご紹介いたします。

 詳細は以下の通りです。また、添付のデータもご参照くださいませ。第11回講演チラシ

 

タイトル:第11回講演『震災で崩壊した石垣の復旧―熊本城跡と白川小峰城跡―』

講 師:北野博司教授

日 時:平成28年6月12日(日) 14:00~15:30

会 場:コンソーシアムやまがた

 ※〒990-0039 山形県山形市香澄町1-3-15山形むらきさわビル1階

 

ご興味をお持ちの方は、お誘い合わせの上、お気軽にご来場賜りますようご案内申しあげます。センター研究員一同、こころよりお待ち致しております。

 

お知らせ, シンポジウムなど

文化財保存修復研究センター 連続公開講座「みんなで守っべ!おらだの文化財」

2016年06月03日


 本センターは一昨年度より連続公開講座を開催しています。本年度も6月開催の講演を始めとし、全5回の公開講座を催します。

 「地域連携と発展」という大きなテーマの下、文化遺産の保存と修復の方法や技術に加え、そもそも文化遺産をなぜ大切にする必要があるのか、適切に保護された文化遺産がどのような利活用により地域社会の発展に貢献できるのかをご紹介いたしております。

 本年度は、6月講演・シリーズ第11回「震災で崩壊した石垣の復旧―熊本城跡と白川小峰城跡―」をはじめとし、次いで「正倉院宝物をまもる」、「洞窟壁画の保存対策について」や「最上義光に関する新出資料」、「日本における油彩画歴史」など、保存修復分野における様々なテーマをご用意いたしました。講師を務めるセンター研究員がそれぞれの専門分野を分かりやすく解説いたします。ご興味のをお持ちの方は、お誘い合わせの上、お気軽にご来場賜りますようご案内申しあげます。

 

詳細につきましては、添付の連続公開講座一覧をご参照くださいませ。平成28年度連続公開講座一覧