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お知らせ

令和6年度 公開講座・第3回 開催のお知らせ

2024年度公開講座・第3回のご案内です。

 

文化財保存修復研究センターでは、文化財の保存修復と継承や活用について考えるため、2014年から公開講座(無料)を開講しています。

本年度は「芸工大から世界へ―文化財保存修復研究センターの力―」とテーマを掲げ、全3回・オンラインでの開催です。

 

今年度最後の講座となる、第3回は『日本開発の技術を世界へ―トレハロース含浸処理法の普及と実践―』と題しまして、センター研究員の伊藤幸司がお話しいたします。

主催:東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター

共催:山形県立博物館

 

◆第3回 公開講座

『日本開発の技術を世界へ―トレハロース含浸処理法の普及と実践―』

【講師】伊藤幸司 研究員/教授

【日時】2025年1月25日(土)14:00~15:30

【参加費】無料

【参加方法】WEB会議システムZoomによるオンライン開催、事前申込必要。

【申込方法】こちらの申し込みフォームからご登録ください。

【申込締切】1月22日(水)※申込後、参加URL等をお知らせ致します。

 

《講座内容》

1991年の夏、パジリク王墓日ソ合同発掘調査に保存科学班のひとりとして派遣されました。場所はソビエト・モンゴル・中国の三国国境近く、アルタイ山脈ウコック高原です。現地での2週間は国や民族を越えて行う研究活動の難しさを痛感させられ、その苦い経験は教訓として私の中に残っています。

その後、トレハロースを用いる文化財保存処理法の開発・実用化に伴い、海外での研究発表や技術移転の機会が増えました。芸工大に着任した2022年以降はさらに要請が多くなり、成果も芽吹いてきました。本講座では、海外での活動の概要を紹介いたします。