
お知らせ
2025.07/21
夏芸大「大人のための仏像修復体験!修復家と考える失われた形」
東北芸術工科大学が大人向けの夏講座を開催します。
文化財保存修復研究センターから立体作品修復部門の研究員が講座を受け持ちます。この機会にぜひ、仏像修復の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
「大人のための仏像修復体験!修復家と考える失われた形」
立体作品修復:宮本晶朗 准教授
知られざる仏像修復の世界。その一端を体験してみませんか?欠損したところがあるミニ仏像レプリカを使用し、失われているパーツ制作を修復家が指導します。失われている形を考え、実際につくってみることで、仏像の造形性や修復について学びます。造形未経験者も、講師と学生が丁寧にサポートします。
まず講義として、仏像の造形性や歴史を解説し、仏像の基本を理解してもらいます。そのうえで、仏像の修復技術やどういった考え方に基づいて修復をおこなっているのかについて解説します。
その後に実習として、仏像レプリカを使用して、修復体験をしてもらいます。具体的には、欠損したところがあるミニ仏像レプリカ(10cm程度のサイズ)に対して、石粉粘土等を材料に、失われているパーツをつくります。失われている形を考え、実際につくってみることで、仏像修復における作業の一端を体験します。
実際の文化財は二つとない貴重なものですので、修復作業は非専門家が安易にやっていいものではありません。そのため、本講座でも実際の仏像を修復できるようになることを目指すわけではありません。しかし、修復体験を通して仏像の造形性や修復について理解を深めることで、今後仏像を鑑賞・礼拝する際には新たに発見があるはずです。ミニ仏像レプリカはお持ち帰りいただけます。
[参加者準備物]筆記用具
開講日:8月1日(金)15:10~18:00
参加費用 11,000円
夏芸大(於:東北芸術工科大学)
夏芸大開催期間:2025/7/30(水)~8/8(金)
申し込み締め切り: 2025/7/21 (月)
夏芸大HP:https://www.tuad.ac.jp/natsugeidai/