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お知らせ

令和5年度 公開講座・第3回のご案内

2023年度公開講座・第3回のご案内です。

 

文化財保存修復研究センターでは、文化財の保存修復と継承や活用について考えるため、2014年から公開講座(無料)を開講しています。
本年度は「文化財調査・研究をめぐる諸相や課題」とテーマを掲げ、全3回・オンラインでの開催です。

 

今年度最後の講座となる第3回は『居場所を失う神仏ー廃村や廃堂に伴う文化財保存の問題ー』と題しまして、センター研究員の宮本晶朗がお話しいたします。

主催:東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
共催:山形県立博物館

 

◆第3回 公開講座
『居場所を失う神仏ー廃村や廃堂に伴う文化財保存の問題ー』
【講師】宮本晶朗 准教授/研究員
【日時】2023月12月9日(土)14:00~15:30
【参加費】無料
【参加方法】WEB会議システムZoomによるオンライン開催、事前申込必要。
【申込方法】こちらの申し込みフォームからご登録ください。
【申込締切】12月6日(水)※申込後、参加URL等をお知らせ致します。

 

《講座内容》
山間部の過疎地域には住民が一人もいなくなってしまった廃村があり、社寺や文化財だけが現地に残されていることも少なくありません。他方で、廃村のように極端な状況でない一般的な住宅地であっても、管理の問題からお堂をクローズする「廃堂」がなされることもあります。どちらのケースも、そこにある文化財を後世に遺していくには大きなハードルがあり、神仏が居場所を失うような場面を目の当たりにすることがあります。本講座では、そのような状況に置かれた仏像を中心に、文化財をどのように遺していくのが良いのか、遺すことは可能なのかを考えながら実施した、山形ビエンナーレ「現代山形考」での取り組みを紹介します。