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北海道有珠モシリ遺跡(手前の小島)上空写真

お知らせ

令和5年度公開講座・第2回開催のお知らせ

 

2023年度公開講座・第2回のご案内です。

 

文化財保存修復研究センターでは、文化財の保存修復と継承や活用について考えるため、2014年から公開講座(無料)を開講しています。
本年度は「文化財調査・研究をめぐる諸相や課題」とテーマを掲げ、全3回・オンラインでの開催です。

 

第2回は『縄文時代の葬墓制研究−考古学と骨科学からわかること−』と題しまして、センター研究員の青野友哉がお話しいたします。

主催:東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
共催:山形県立博物館

 

◆第2回 公開講座
『縄文時代の葬墓制研究−考古学と骨科学からわかること−』
【講師】青野 友哉 准教授/研究員
【日時】2023月9月30日(土)14:00~15:30
【参加費】無料
【参加方法】WEB会議システムZoomによるオンライン開催、事前申込必要。
【申込方法】こちらの申し込みフォームからご登録ください。
【申込締切】9月27日(水)※申込後、参加URL等をお知らせ致します。

 

《講座内容》
縄文時代の遺跡で見つかった墓址は細心の注意を払って丁寧に発掘されます。それは人が葬られた場所や人の遺骸そのものに敬意を払うことはもちろんのこと、人骨や遺物の出土状況と土層の観察から多くの葬送に関わる情報を引き出すことができるためです。さらに、骨や歯に残る形態的特徴や理化学的な分析により、縄文人の顔つきから、食生活、移住の有無、病気や死因までも特定できるようになってきました。本講座では、私が近年取り組んでいる北海道有珠モシリ遺跡の「多数合葬墓」を中心に、縄文時代の葬墓制研究を概観します。