東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター

Tohoku University of Art and Design,
Institute for Conservation of Cultural property

研究概要

平成26年度〜30年度 『寒冷地域における文化財の保存修復に関する研究』

研究目的

本研究は、東北・北海道地域に特化した、屋外に展示されている遺跡や石造文化財などの保存修復を対象とします。寒冷地域におきましては、遺跡や石造文化財を構成する土や石材に浸透した水が凍結することにより膨張して劣化させる凍結劣化現象が顕著であります。また、積雪の有る所では、積雪層が、水の供給源として文化財に悪い影響を与える場合もあるし、一方断熱層として働く場合もあり、屋外の文化財の保存対策は、個々のケースで異なるといえます。ここでは、寒冷地域における文化財の劣化等の問題を明らかにし、地域文化財の保護に貢献することをめざします。また、これらの劣化状況と、厳しい周囲環境との関係を明らかにし、適切な保存対策手法の構築を提案します。さらに、寒冷地における文化財の保存修復に関する材料・技術の開発研究を行うことが、本研究の目的であります。